インスタの再投稿とは何か、お客様が載せてくれた写真をどう扱えばよいのか、迷っている店舗オーナーは多いはずです。結論から言うと、Instagramが2025年8月に正式実装した再投稿(リポスト)機能は、お客様の投稿を「お店の集客素材」に変えられる仕組みです。この記事では、再投稿のやり方3ステップと、許可の取り方、予約につなげる導線、掲載前チェックリスト8項目まで、明日の営業からそのまま使える形でお渡しします。
この記事でわかること
- インスタの再投稿(リポスト)機能でできること・できないこと
- フィード・リールを再投稿する具体的な手順とストーリーズシェアとの使い分け
- お客様の投稿(UGC)を許可を取って集客に変えるUGC還流3ステップ
- 再投稿しすぎでお店の世界観を壊さないための選定基準と月の適量
インスタ 再投稿とは?何ができる公式機能?
インスタの再投稿とは、ほかの人の公開投稿を1タップで自分のフォロワーへ届け直せるInstagramの公式機能です。対象はフィード投稿とリール動画で、再投稿した内容は自分のプロフィールの「再投稿タブ」にまとまり、元の投稿者のクレジットが自動で表示されます。
もう少し正確に定義します。再投稿とは、他者の公開コンテンツを引用の形でフォロワーのフィードに再配信し、プロフィール上にも蓄積できる公式のシェア機能である。X(旧Twitter)のリポストに近い感覚で使えるうえ、「考えを追加」から自分のコメントを添えられる点が特徴です。
この機能はInstagramが2025年8月に正式実装したもので、それまで外部アプリに頼っていたリポストが公式にできるようになりました(出典: アプリオ「インスタの再投稿とは」)。非公開アカウントの投稿には再投稿ボタン自体が表示されないため、対象は公開アカウントの投稿のみという点は押さえておきたいところです。
2026年8月時点では、フィードとリールが対象で、ストーリーズへのシェアは従来どおり別機能として残っています。では、実際のやり方はどうなっているのでしょうか?
再投稿のやり方3ステップ|フィード・リール共通の手順
やり方はフィードもリールも共通で、専用マークをタップするだけの3ステップです。所要時間は1件あたり1分未満で、写真を撮り直す必要も、キャプションを一から書く必要もありません。
- 再投稿したい投稿の下にある矢印が回るリポストマークをタップする
- 「考えを追加」にお礼や紹介の一言(15字以上が目安)を入力する
- 再投稿ボタンを押して、フォロワーのフィードと再投稿タブへ配信する
取り消したいときは、同じマークをもう一度タップすれば再投稿を解除できます。詳細な画面遷移はデジタルアイデンティティの解説記事でも確認できます。従来からあるストーリーズへのシェアとは、次のように役割が分かれます。
項目 | 再投稿(リポスト) | ストーリーズにシェア |
|---|---|---|
表示される場所 | フォロワーのフィード+再投稿タブ | ストーリーズ枠のみ |
表示期間 | 削除するまで残る | 24時間で消える |
向いている使い方 | 残したいお客様の声・実績 | 当日の来店報告・気軽なお礼 |
ポイントは「残る再投稿・消えるストーリーズ」という寿命の差。残したい投稿だけを再投稿に回し、日々の反応はストーリーズでさばくのが基本形です。
何でも再投稿は逆効果?お店の世界観を守る3つの基準
再投稿は手軽に拡散できる機能だと紹介されがちですが、店舗アカウントが何でも再投稿するのはおすすめできません。再投稿はプロフィールの再投稿タブに蓄積されるため、無関係な投稿が並ぶと「何のお店か一言で分からない」状態になり、フォロー判断の場面でマイナスに働きます。
合同会社GYAKUTENがInstagram運用代行の現場で守っているのは、次の3つの基準です。累計200件を超えるクリエイティブ制作の経験上、再投稿は「量より選定」で成果が分かれます。
- 自分のお店・商品・お客様体験が写っている投稿だけを再投稿する
- 再投稿は月4〜8件に抑え、自店の投稿との比率をおおむね1対1以内に保つ
- 投稿から30日以内の新しいものを優先し、今のお店の姿とずれないようにする
アカウントの軸は「何をやっているお店か」が一目で伝わること。再投稿タブもプロフィールの一部として見られている、という前提で選ぶのが安全です(機能仕様の出典: アプリオ)。
お客様の投稿を集客に変えるUGC還流3ステップ
お客様が自発的に載せてくれた投稿(UGC)は、お店にとって第三者目線の宣伝素材です。これを再投稿で活かす手順を、合同会社GYAKUTENでは「見つける・許可・返す」のUGC還流3ステップと呼んでいます。
まず「見つける」。位置情報・メンション・店名のハッシュタグを週1回検索し、お店が写った投稿を探します。次に「許可」。公開投稿でも、DMで一言許可を取るとトラブルを防げます。文例は「素敵な投稿をありがとうございます。ぜひ当店のアカウントでも再投稿させていただけませんか?」の1通で十分です。最後に「返す」。再投稿の「考えを追加」でお礼を添えれば、お客様は自分の投稿がお店に扱われた体験を得て、また来店したくなります。
実際に、ささゆりヘルスクリニック様のInstagram運用代行事例でも、患者様との接点づくりを投稿設計に組み込む形で運用を支援してきました。紹介マーケティングの考え方では、お客様の投稿は「お店への信頼の投資」です。再投稿というお返しで応えると、信頼が循環し始めます。
掲載前の最終確認には、次の10秒チェックリストをそのまま使ってください。
UGC再投稿の掲載前チェックリスト(8項目)
- ✓ 相手が公開アカウントか(非公開は再投稿ボタンが出ないInstagram仕様)
- ✓ 本人以外の人物の写り込みが0人か
- ✓ 投稿から30日以内か
- ✓ DMで許可を取り、返信を1件スクショ保存したか
- ✓ 「考えを追加」に15字以上のお礼を書いたか
- ✓ 自店投稿との比率が1対1以内に収まっているか
- ✓ 今月の再投稿が8件以内か
- ✓ 24時間で消えるストーリーズへのシェアも併用したか
再投稿を予約・来店につなげる導線設計と月の適量
再投稿は「見てもらって終わり」にせず、プロフィールから予約への流れとセットで設計すると集客に変わります。再投稿を見た人が最初に向かうのはプロフィール。だからこそ、プロフィール文・ハイライト・予約リンクの整備が先です。
効果の目安も試算できます。お客様投稿1件の平均リーチを300人とすると、月4件の再投稿で300人×4件=1,200人に、お店側の自慢ではなく第三者の体験談として魅力が届く計算です。自店だけで同じリーチを広告で買うことを考えると、費用は0円。数字は「お客様投稿の平均リーチ×月の再投稿件数」にご自身の実測値を入れて置き換えてください。
裏付けになる調査もあります。飲食店ドットコムが2024年5月に会員393店舗へ実施した調査では、約8割の飲食店が集客にInstagramを活用していると回答しました(出典: 飲食店ドットコム ジャーナル)。別の調査でも飲食店の82.6%がSNSを使った集客を実施しています(出典: 飲食店ドットコム ジャーナル)。多くのお店が同じ土俵で投稿を競うなかで、お客様の実体験というほかのお店に真似できない素材を持てるのが、再投稿の本当の強みです。
全体の導線設計は、親記事のインスタ集客 完全ガイド(3層導線マップ)にまとめています。再投稿はこのマップの「信頼づくり」を担う1ピースという位置づけです。
すぐ実践できる手順
- 今日: 店名・位置情報・メンションで検索し、お店が写ったお客様投稿を3件リストアップする
- 今日: 許可依頼のDM文例を1通、メモアプリに保存する
- 今週: 許可が取れた投稿を1件再投稿し、「考えを追加」で15字以上のお礼を書く
- 今週: プロフィールの予約リンクとハイライトを見直し、再投稿からの受け皿を整える
- 今月: 再投稿4件を目標に運用し、プロフィール閲覧数と予約数の変化をインサイトで確認する
ここまでやってみて、次の項目に1つでも当てはまるなら、体制づくりを見直すサインです。
- お客様投稿を探す週1回の時間が、営業に追われて確保できない
- 再投稿はできても、元になる自店投稿の企画・撮影が続かない
- インサイトのどの数字を見て改善すればよいか、社内に判断できる人がいない
合同会社GYAKUTENのInstagram運用代行は、企画・撮影・投稿・分析までを月額10万〜25万円の3プランでまとめて代行し、月1回2時間の撮影も追加費用なしで含まれます。大手美容クリニックのSNS運用で培った運用ノウハウを、UGCの発掘や再投稿の選定にもそのまま適用します。最低契約は3ヶ月からで、まずはお問い合わせで現状をご相談ください。資料請求(無料)だけでも、料金プランと運用の進め方が分かります。
あわせて読みたい: インスタ投稿ネタ切れを卒業する12の型/インスタの口コミを増やす7つの方法
まとめ
インスタの再投稿は、2025年8月に加わった公式のリポスト機能で、お客様の投稿をお店の集客素材に変えられます。やることは「見つける・許可・返す」の3ステップと、月4〜8件という適量の管理だけ。機能の操作より、誰の投稿を選び、どうお返しするかが成果を分けます。お客様の信頼の投資に、再投稿というお返しで応える運用を今週から始めてみてください。
参考文献・出典
- アプリオ「インスタの再投稿とは?フィード・リールをリポストするやり方を解説」(参照日: 2026年8月14日)
- デジタルアイデンティティ「Instagram 再投稿(リポスト)機能の使い方と活用事例」(参照日: 2026年8月14日)
- 飲食店ドットコム ジャーナル「飲食店の8割が集客にインスタグラムを活用」(2024年)(参照日: 2026年8月14日)
- トレンド調査: Googleトレンド急上昇RSS(geo=JP)およびGoogleオートコンプリート(インスタ/Instagram/リール/インスタ集客/ストーリーズ/SNS運用/インスタ予約の7ビッグワード)を2026年8月14日に実査
執筆・運営: 合同会社GYAKUTEN(gyaku-ten.jp)|中小企業の逆転を支援
