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中小企業のコンサル選び方:退出242件の年、顧問料は6行契約メモで比べる

中山 蒼11分で読めます
中小企業のコンサル選び方:退出242件の年、顧問料は6行契約メモで比べる
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この記事の要約

中小企業コンサルの選び方は、実績年数より契約前に埋める6行契約メモで決まります。2026年1〜5月に242件が退出した業界データ、顧問料0円〜50万円の比較表、提案書を貼るだけで6行を埋めるAIプロンプトを掲載。月2万円〜のチャット型を含め、同じ物差しで比べる手順を解説します。2026年9月更新

中小企業コンサルの選び方で結論は、実績の年数や会社の大きさより先に「6行契約メモ」を書けるかで決めることです。2026年1〜5月に242件のコンサル事業者が市場から退出した年、選ぶ基準は契約書の中身に移っています。

根拠は、帝国データバンクの2026年6月の集計と、合同会社GYAKUTENが2026年9月19日に集めたGoogleサジェスト305行の実測です。記事の後半には、提案書を貼り付けるだけで6行契約メモを埋められるAIプロンプトを置きました。

この記事でわかること

契約の前に第三者の目で条件を確かめたい方は、GYAKUTENコンサルティングの無料ヒアリングから始められます。

何から手をつけるか、一緒に決めます

AI導入もWeb施策も、やること自体より「自社がいまどれをやるべきか」の判断のほうが難しいものです。GYAKUTENコンサルティングは、月次で数字を見ながら優先順位を決めるところから伴走します。

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中小企業向けコンサルとは?大企業向けとの違いはどこにあるのか

中小企業向けコンサルとは、経営者と一緒に手を動かし、月次の数字が動くところまで伴走する外部の専門家です。大企業向けが分析と報告書で価値を出すのに対し、中小企業向けは実行の代行と社内への定着が仕事の中心になります。

2026年9月時点で、日本税理士会連合会は「中小企業の経営者の7割は顧問税理士等を経営問題の相談相手と考えている」と説明しています(日本税理士会連合会)。つまり、多くの会社にとってコンサルは初めて契約する外部の頭脳です。比較の物差しを持たないまま、提案書を受け取ることになります。

合同会社GYAKUTENは、月2万円〜のチャット型と月10万円〜のチャット+MTG型でコンサルティングを提供している立場から、契約前に確かめる項目を「6行契約メモ」と呼んでいます。動かす数字、期限、手を動かす人、月次で見る場、やめる条件、上限額の6行です。この6行が埋まらない提案は、どれほど実績が立派でも比べようがありません。

  • 大企業向け: 分析と報告書、戦略の選択肢提示が中心
  • 中小企業向け: 実行の代行と社内への定着が中心
  • 公的支援: よろず支援拠点など無料の相談窓口
  • チャット型: 月2万円台から始まる低額の伴走

違いを一言でまとめると、「誰が手を動かすか」です。ここが曖昧なまま契約すると、月額だけを払い続ける状態になります。

顧問契約の月額はいくらか、顧問料0円〜50万円を1つの表で比べる

結論は、中小企業が払う顧問料の相場は月10万〜30万円で、0円の公的支援から月50万円の顧問契約まで5倍以上の幅があることです。差を生むのは会社の知名度ではなく、含まれる作業と契約単位の違いです。

PRONIアイミツの料金相場(2026年1月更新)では、経営コンサルの顧問契約は月額20万〜50万円、中小・専門特化型の顧問契約は月額10万〜30万円、スポット相談は1時間1万5,000〜5万円、プロジェクト型は100万〜500万円とされています(PRONIアイミツ)。よろず支援拠点は国が設置した経営相談所で、何度でも無料で相談できます(よろず支援拠点全国本部)。

依頼先

月額・単価(税別)

対象規模

含まれる内容

契約単位

経営コンサル会社の顧問契約

月20万〜50万円

中堅企業以上が中心

月1〜2回の訪問と助言

年単位が多い

中小・専門特化型の顧問契約

月10万〜30万円

中小企業

訪問助言と一部の実行支援

6ヶ月〜1年が多い

中小・専門特化型のスポット相談

1時間1万5,000〜5万円

全規模

単発の相談と助言

1回ごと

プロジェクト型

100万〜500万円/件

中小企業

期間を区切った実行支援

案件ごと

成果報酬型

売上の5〜20%または成果額の10〜30%

売上直結の案件

成果に連動した支援

案件ごと

よろず支援拠点(国の無料相談所)

0円

中小企業・小規模事業者

経営全般の相談、回数制限なし

相談ごと

GYAKUTENコンサルティング チャットプラン

月2万円〜

中小企業・個人事業主

チャットでAI導入・Web戦略・DX・KPI管理を月次で相談

月単位で解約可

GYAKUTENコンサルティング チャット+MTGプラン

月10万円〜

中小企業・個人事業主

チャットに加え月次MTGで実務を推進

月単位で解約可

表の右2列が「要問合せ」で埋まる会社は、比較の土俵に乗る前に見積を取る必要があります。月2万円〜のチャットプランで何ができるかは、GYAKUTENコンサルティングのサービスページで公開しています。

実績の年数で選ぶと逆効果?242件が退出した2026年に起きていること

帝国データバンクの集計によると、2026年1〜5月に倒産74件と休廃業・解散168件、合計242件の経営コンサルティング業者が市場から退出しました。答えは、実績年数の長さは安全の証明にならない、というものです。

同レポートは「年間では2000年以降で最多となる600件超のコンサル事業者が市場から退出する可能性がある」と書いています(帝国データバンク 2026年6月5日)。前年通年の568件を、1〜5月の時点で約1割上回るペースです。

  • 補助金申請代行に依存した事業モデルの行き詰まり
  • 基礎的なリサーチや汎用研修が生成AIに代替された
  • 人件費を下げられず、売上減で資金繰りが悪化した

一方で、2026年9月18日には中堅・中小企業向けコンサルティングを手がけるかがやきホールディングスが名古屋証券取引所ネクスト市場に上場し、初値は公開価格720円を67.5%上回る1,206円でした(株探日本経済新聞)。退出が最多を更新する年に、上場する会社もあります。分かれ目は実績の年数ではなく、汎用作業を生成AIに置き換えた後に何を残せるか、です。

創業年数や支援社数を提案書の1ページ目に置く会社ほど、6行契約メモの「動かす数字」が空欄になりがちです。実績は過去の話で、御社の来月の数字を動かす約束ではありません。

コンサル会社に依頼する前に書く6行契約メモ、依頼内容はどう決めるか

6行契約メモとは、契約前に経営者が自分で埋める6つの空欄で、動かす数字・期限・手を動かす人・月次で見る場・やめる条件・上限額の順に書くものです。書く時間は30分、必要なのは直近3ヶ月の売上か粗利の数字1つです。

中小企業コンサルの選び方を決める6行契約メモの図解(動かす数字・期限・手を動かす人・月次で見る場・やめる条件・上限額)

合同会社GYAKUTENが2026年9月19日にGoogleサジェスト305行を集計した結果、「コンサル」を含む111行のうち料金・相場・費用に関する行は27行あった一方、「実績」を含む行は0行でした。検索する経営者は料金の相場を先に気にしますが、上位記事の多くは会社リストで応えています。だからこそ、料金を自社の数字に翻訳する作業が要ります。

提案書や見積を受け取ったら、次のプロンプトに貼り付けてください。ChatGPT、Gemini、Claudeのどれでも動きます。

あなたは中小企業の経営者の右腕として、コンサルティングの提案書を契約前に点検する担当者です。
以下の【提案書】を読み、次の6行契約メモを埋めてください。埋まらない行は「提案書に記載なし」と書き、確認すべき質問文を1つ添えてください。

【自社名】(ここに自社名を入力してください)
【提案書】(ここに提案書・見積の本文を貼り付けてください)

出力形式:
1 動かす数字: 提案が変えると約束している自社の数字(例: 月間問い合わせ数、粗利率)
2 期限: その数字がいつまでに、どれだけ動く前提か
3 手を動かす人: 実作業を自社とコンサルのどちらが担うか、作業名ごとに
4 月次で見る場: 進捗を確認する会議やチャットの頻度と、見る資料
5 やめる条件: 何ヶ月動かなければ解約するか、解約予告は何日前か
6 上限額: 初期費用・月額・追加費用の合計で、契約期間中に払う最大額

最後に、6行のうち空欄が2行以上ある場合は「この提案は比較の土俵に乗っていない」と1行で結論を書いてください。

この6行が埋まって初めて、月10万円の顧問契約と月2万円のチャット型を同じ物差しで比べられます。依頼内容は、「手を動かす人」の行で自社にできない作業だけを外に出す形で決めます。AI導入を外注する範囲の切り分けは、AI導入コンサルに何を頼むかを判定と定着の2工程に分けた記事が参考になります。

コンサルで失敗するケースは3つ、6行契約メモの空欄で見分ける

結論は、コンサルで失敗するケースは「数字が空欄」「手を動かす人が空欄」「やめる条件が空欄」の3つに集約され、いずれも契約前の30分で防げるということです。相性や実績の問題に見えて、実際は契約書の空欄の問題です。

YAYが2026年5月に中小企業の経営者・役員1,015人へ行った調査では、AIエージェント導入の壁の1位は「経営陣の思考や価値観を言語化・構造化するのが難しい」で47.3%でした(YAY 2026年8月)。コンサルの失敗も同じ構造です。経営者が「動かす数字」を1つに言語化できないまま外注すると、コンサルは無難な報告書を出すしかなくなります。

  • 数字が空欄: 報告書は増えるが売上も粗利も動かない
  • 手を動かす人が空欄: 提案は正しいが社内で誰も実行しない
  • やめる条件が空欄: 成果が出なくても月額だけが続く

3つ目は契約書の解約条項で確認できます。月単位で解約できるか、最低契約期間が何ヶ月か、解約予告が何日前かの3点を、提案書ではなく契約書の条文で読んでください。

2つ目は初回の打ち合わせで「この施策の作業を、御社の誰が何時間やりますか」と聞くだけで見分けられます。答えが「弊社が一式」なら作業範囲を、「御社側で」なら社内の担当者名を、その場で6行契約メモに書き込みましょう。

すぐ実践できる手順

  1. 直近3ヶ月の売上か粗利から、動かしたい数字を1つ選ぶ
  2. 提案書を受け取る前に、6行契約メモの1〜2行目を自分で埋める
  3. 提案書を上のプロンプトに貼り付け、空欄の行を洗い出す
  4. 空欄の行を質問にして、コンサル側へメールで送る
  5. 6行が埋まった提案だけを、月額と上限額で横に並べて比べる

契約前の自己診断として、次の3項目を自社の言葉で埋めてみてください。

確認項目

自社の答え

動かす数字を1つ、直近3ヶ月の実数で言えるか

(    )

提案書の作業を、自社の誰が担うか名前で言えるか

(    )

解約予告の日数を、契約書の条文で確認したか

(    )

この表の右列が空欄なら、まず数字の言語化から一緒に始める相手が要ります。合同会社GYAKUTENのGYAKUTENコンサルティングは、チャットプラン月2万円〜、チャット+MTGプラン月10万円〜(いずれも税別・月単位で解約可)で、AI導入・Web戦略・DX・KPI管理を月次で回す実務型の支援です。無料ヒアリングから始まり、自社全サービスの継続率は97%です。導入前の相談はお問い合わせから、料金と支援内容の一覧は資料請求(無料)で受け取れます。

あわせて読みたい: 経営コンサルタントの料金を総コミット額で選ぶ考え方中小企業のデータ活用を1判断1指標シートで始める方法経営判断を10分で決める意思決定フレームワークの使い分け

まとめ

中小企業のコンサル選びは、実績の年数や会社の規模ではなく、6行契約メモが埋まるかどうかで決まります。2026年は退出が242件と最多ペースの年で、汎用の分析や研修は生成AIに置き換わりました。残るのは、御社の数字を動かす約束と、その約束を確かめる契約の条文です。

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今日は、直近3ヶ月の粗利から動かしたい数字を1つ選び、6行契約メモの1行目だけを書いてみてください。

合同会社GYAKUTENは2026年9月19日に、Googleサジェスト305行・検索上位10件の構成・Semrush実測(50語)を調査し、帝国データバンク、PRONIアイミツ、株探、日本経済新聞、YAYの公開資料と突き合わせて本記事を作成しました。上位9件のうち7件が会社リスト型で、疑問形の見出しを持つ記事は0件でした。

参考文献・出典

執筆: 合同会社GYAKUTEN 編集部/監修: 代表社員 中山蒼(プロフィール)|中小企業の逆転を支援

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この記事を書いた人

中山 蒼
この記事を書いた人
中山 蒼(合同会社GYAKUTEN 代表社員)

中小企業のWeb制作・業務システム開発・AI検索対策(LLMO)を、診断から実装・運用まで一貫して手がけています。 運送業向けの統合管理システムでは、現場の運用に入り込んで設計するところから携わりました。

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