SEOの更新頻度に決まった正解はなく、結論は「需要を確かめたテーマを書ける本数」が上限です。同じ月29本を公開しても、検索での表示回数は5.7倍も違いました。
Googleは公開の頻度そのものを順位の要因にしていないと説明しています。自社コラム117本の3か月分の実測をもとに、週何本を目安にするかを決める手順と試算式を紹介します。
この記事の要点
- 更新頻度は順位を直接は上げず、効くのは記事ごとの需要と中身
- 同じ月29本でも、表示回数は8,624回と49,300回に分かれた
- 週の本数は「新規・改善・季節」の3枠で決める
- 放置より怖いのは、古くなった数字や制度が残ること
自社サイトがAIにどう見えているか、調べられます
ChatGPTやPerplexityが自社を正しく認識しているか、引用される状態になっているかは、実際に測ってみないと分かりません。GYAKUTEN LLMO診断では、AI検索での見え方を項目ごとに評価してレポートにします。
LLMO診断を見る LLMOの基礎を読むSEOの更新頻度とは?順位の要因になるのか?
SEOの更新頻度とは、サイトに新しい記事を足したり既存記事を直したりする間隔のことです。Googleは公開の多さを評価の材料にしておらず、理由は「ページの数ではなく、1ページごとの役立ち方」を見ているためです。
Googleのジョン・ミューラー氏は2024年3月、公開を増やしてクロールを促しても「そうは機能しない」と述べました(Search Engine Roundtable 2024-03-25)。同じ記事では、Bingのファブリス・カネル氏も同じ内容を何度も公開するとクロールの枠を圧迫すると指摘しています。
2026年10月時点でも、Googleの公式ガイドに「週◯本」という目安はありません。合同会社GYAKUTENは、このコラムを3か月ほぼ毎日公開したデータから、頻度ではなく「枠」で本数を決める方法を本記事では「3枠ペース配分」と呼んで提案します。
- 新規枠: 検索の需要を確かめたテーマだけを書く
- 改善枠: 表示はあるのにクリックが少ない記事を直す
- 季節枠: 毎年同じ時期に需要が来る話題を前倒しで出す
毎月29本を公開した自社サイトで、表示が5.7倍違った理由
表示の差を生んだのは本数ではなく、記事ごとの検索需要です。7月公開の29本と9月公開の29本は同じ本数ですが、7月には夏季休業の例文という需要の大きい季節記事が1本含まれていました。
合同会社GYAKUTENの自社サイトで、日付付きのコラム117本を公開月ごとに集計しました。データは2026年7月下旬〜10月中旬の3か月分のGoogle Search Console。
公開月 | 本数 | 3か月の表示回数 | クリック | クリック0の本数 |
|---|---|---|---|---|
2026年6月 | 13本 | 1,305回 | 47 | 9本 |
2026年7月 | 29本 | 49,300回 | 1,054 | 13本 |
2026年8月 | 30本 | 6,453回 | 118 | 11本 |
2026年9月 | 29本 | 8,624回 | 117 | 12本 |
2026年10月 | 16本 | 371回 | 8 | 14本 |
7月の49,300回のうち37,249回は、夏季休業のお知らせ例文の1本だけで稼いでいます。この1本を除くと、7月の残り28本は12,051回で、9月の29本(8,624回)との差は約1.4倍まで縮まります。
117本のうち59本は、3か月でクリックが0でした。ほぼ毎日書いても、半分の記事は誰にも読まれていない計算です。10月公開分は集計時点で公開から日が浅く、表示が少ないことも割り引いて見る必要があります。
この結果から言えるのは、「何本書いたか」より「需要のあるテーマに何本当てたか」が表示を決めるということです。季節の需要については夏季休業のお知らせ例文の記事が、1本で表示の大半を集めた実例です。
「更新頻度が高いほど有利」の誤解:ページ数は品質にならない
「毎日更新すれば評価が上がる」という考えは、Googleの公式な説明と食い違います。答えは逆で、数を目的にした量産は品質の評価を上げず、度が過ぎればスパムの扱いにもなります。
Googleの生成AI向け最適化ガイド(2026-10-09更新)には「ページ数が多いからといってウェブサイトの品質が高くなったり、ユーザーとの関連性が高くなったりするわけではない」とあります(Google 検索セントラル)。
役に立つコンテンツの作成ガイドも「大量の新しいコンテンツを追加したり大量の古いコンテンツを削除したりしていますか」と問います。そうしても順位は上がらない、という注記付きです。
- どれかが当たることを期待して多くの話題を書く
- 中身を変えずに日付だけを新しくする
- 同じ内容を言い換えて何本も出す
AI検索ではどうでしょうか。自社サイトのGoogle Search Console生成AIレポート(同じ3か月)では、AI機能での表示が多いのは夏季休業の記事(5,197回)など通常検索でも上位の記事でした。通常検索で圏外の記事は、AIでもほぼ表示されていません。AIでの見え方の測り方はAIモード対策の測り方で詳しく扱っています。
ブログの更新頻度のおすすめは?3枠ペース配分なら週何本か?
週の本数の目安は、新規・改善・季節の3枠の合計で決まり、需要を確かめたテーマが月12個なら新規は週3本です。新規枠は「需要を確かめたテーマが月に何個あるか」で上限が決まり、足りない週は改善枠に回すのが3枠ペース配分の考え方です。
たとえば既存記事が60本あり、そのうち2割を毎月直すと決めた会社なら、改善枠は 60 × 0.2 = 12本/月、週に直すと3本です。新規枠は、需要を確かめたテーマが月12個なら 12 ÷ 4 = 3本/週になります。
【3枠ペース配分の試算式】
新規枠(本/週)= 需要を確かめたテーマ数(個/月)÷ 4
改善枠(本/週)= 既存記事数 × 改善する割合 ÷ 4
季節枠(本/週)= 前倒しで出す季節テーマ数(その月)÷ 4
【計算例】既存記事60本・需要確認テーマ月12個・季節テーマ月4個
新規枠 = 12 ÷ 4 = 3本
改善枠 = 60 × 0.2 ÷ 4 = 3本
季節枠 = 4 ÷ 4 = 1本
合計 = 3 + 3 + 1 = 週7本(うち新規は3本)
計算例の「週7本」は、毎日の新規公開とは意味が違います。新規は週3本にとどめ、残りの時間で既存記事を直すほうが、クリック0の記事を減らせます。
需要を確かめる方法は、Googleサジェストに実際の言い回しがあるか、Search Consoleでその語族に表示が出ているかの2つが手軽です。無料の公式画面で28日分を測る手順はGEO対策ツールの記事にまとめています。
放置より怖い古い事実:ブログを更新しないと順位は下がる?
更新を止めただけで順位が下がる、という公式の説明はありません。理由はGoogleが日付の新しさではなく中身を見るためで、怖いのは更新しないことより、古い数字や終わった制度が残り続けることです。
GMO NIKKOが2026年8月にWeb担当者など1,003名へ行った調査では、AI検索で接点を失うことに93.5%が危機感を持っています。一方、AI検索経由の流入を運用レベルで把握できているのは30.2%でした(GMO NIKKO 2026-09-29)。
測れていない状態で本数だけを増やすと、どの記事が効いたのか分からないまま手間だけが増えます。Googleも、内容を実質的に変えずに日付だけを新しくするやり方を、検索エンジンを第一に考えた行為の例に挙げています。
- 統計や料金の数字が1年以上前のままの記事
- 終了したサービスや制度を紹介している記事
- 表示はあるのにクリックが0の記事
- 同じ語で自社の記事が2本以上並ぶ組み合わせ
上の4つに当てはまる記事から直すのが、新しく書くより早く結果が出やすい順番。見直したら、本文の事実を変えたときだけ更新日を書き換えます。
毎日更新を続ける費用の見方:記事を外注するといくら?
費用を比べる基準は、1本あたりの単価ではなく「需要のある記事に当たった1本あたりの費用」です。117本中59本がクリック0だった自社の例では、半分の記事は単価がいくら安くても成果につながっていません。
合同会社GYAKUTENのGYAKUTENコラム更新は、毎日1本(土日を含む)のテーマ設計・執筆・画像の選定・公開までを代行します。料金は月額5万円(税別)・初期費用0円・最低契約期間なしで、約2週間で開始できます。WordPressとmicroCMSに対応し、公開の形は「お任せ公開」と「下書き入稿」の2種類。
- テーマを誰が決めるか(需要の確認を含むか)
- 既存記事の手直しが料金に含まれるか
- 公開まで任せるか、下書きで受け取るか
外注先を比べるときは、上の3点を同じ条件で見積もってもらうと、単価の安さに引きずられずに判断できます。SEOとAI検索の関係を先に整理したい方はLLMOとSEOの違いから読むと全体像がつかめます。
今日からの進め方
- Search Consoleで直近3か月の記事別の表示とクリックを書き出す
- クリック0の記事に印を付け、需要のある語に合っているか確かめる
- 需要を確かめたテーマを数え、試算式で新規枠を決める
- 残りの時間を改善枠に回し、古い数字から直す
- 28日後に同じ画面で表示とクリックを比べる
まとめと次の一手
SEOの更新頻度は、多ければ有利という単純な話ではありません。自社の3か月の実測でも、表示を左右したのは本数ではなく、需要のあるテーマに当てた記事でした。
次のどれか1つでも当てはまるなら、本数を増やす前に記事の選び方を見直す時期です。
- 公開した記事の半分以上がクリック0のまま
- テーマを「書けそうなもの」から選んでいる
- 古い記事を1年以上見直していない
まずは1万円のLLMO診断で、自社サイトがAI検索と通常検索でどう見えているかを確かめるのが低い入口です。申し込みはお問い合わせフォームで相談種別「GYAKUTEN LLMO診断」を選びます。
テーマ設計から公開までを続けたい場合は、GYAKUTENコラム更新が月額5万円(税別)・初期費用0円・最低契約期間なしで、需要を確かめた記事を毎日積み上げます。このコラム自体のGSCの実測をもとに、本数より当たり方を改善していく運用です。
明日の朝は、Search Consoleで自社のクリック0の記事が何本あるかを数えるところから始めてください。
参考文献・出典
- Google 検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」(2026-10-09更新・2026-10-28参照)
- Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」(2026-10-07更新・2026-10-28参照)
- Search Engine Roundtable「Publishing More Content Doesn't Improve Google Quality & Indexing」(2024-03-25・2026-10-28参照)
- GMO NIKKO「AI検索で選ばれないことに担当者の9割が危機感」(2026-09-29・2026-10-28参照)
- ECのミカタ「9割以上がAI検索による接点・流入機会の減少に危機感 GMO NIKKO調査」(2026-10-28参照)
制作: 合同会社GYAKUTEN編集部(生成AIで下書きを作成し、出典を確認して公開)/会社・代表プロフィール


