ホームページの維持費の結論は、ドメインとサーバーだけなら年1.7万円から、更新や保守まで外注すると月5,000円〜10万円まで広がります。
幅が出る理由は、同じ「維持費」という言葉に、止めると表示が消える費用、止めると危険が増える費用、止めると集客が止まる費用の3種類が混ざっているからです。見積書をこの3種類に分けて読めば、削ってよい金額と削ってはいけない金額が分かれます。
ホームページの維持費とは、公開したサイトを表示し続け、安全に保ち、情報を新しくするために毎月・毎年かかる費用の総称です。本記事では、この費用を「固定費」「守る費用」「育てる費用」に分けて読む方法を「維持費3層仕分け」と呼びます。金額の基準は、2026年10月時点の公開料金。
合同会社GYAKUTENは、AIに読み取られやすい構造のホームページを作るLLMOウェブ制作の料金を、初期10万円+月額5,000円(税込)と公開しています。この記事でも、月額の中に何が入り、何が入らないかを同じ3層で示します。
この記事でわかること
- 維持費3層仕分けで見る固定費・守る費用・育てる費用の目安
- 保守契約の月5,000円と月10万円で中身がどう違うか
- 記事を更新しないサイトでも止めてはいけない作業
- 見積書を3層に分けて出してもらう依頼文のテンプレート
自社サイトがAIにどう見えているか、調べられます
ChatGPTやPerplexityが自社を正しく認識しているか、引用される状態になっているかは、実際に測ってみないと分かりません。GYAKUTEN LLMO診断では、AI検索での見え方を項目ごとに評価してレポートにします。
LLMO診断を見る LLMOの基礎を読むホームページの維持費とは何に払うお金?
ホームページの維持費の目安は、固定費だけなら年1万7,400円からです。Xserverの解説記事は、ドメイン代の年額相場を.co.jpで5,400円、.jpで3,200円、.comで1,600円としています。サーバー代の目安は月1,000円〜3,000円です(Xserver)。
最も小さい組み合わせは、.co.jpのドメインと月1,000円のサーバーで、5,400円+1,000円×12か月=17,400円です。約1.7万円が、何もしなくても毎年出ていく下限。
ただし、実際の請求書はこの金額で終わりません。制作会社に任せている場合は、固定費に加えて、更新作業を頼む費用や記事や写真を足す費用が、同じ「維持費」としてまとめて請求されることがあります。維持費3層仕分けでの分け方は、次の表のとおりです。
層 | 中身 | 年額の目安 | 止めたときに起きること |
|---|---|---|---|
固定費 | ドメイン・サーバー・SSL | 1万7,400円〜(.co.jpと月1,000円のサーバー) | サイトとメールが表示・送受信されなくなる |
守る費用 | CMS・プラグインの更新、バックアップ、障害対応 | 6万円〜(月5,000円の保守契約) | 古い部品の弱点が残り続ける |
育てる費用 | 記事・写真・料金表の更新、アクセス解析 | 依頼する本数と頻度で変わる | 検索やAIの回答に新しい情報が載らない |
3つの層で大きく違うのは、削ったときの痛みです。固定費は削ると即日でサイトが消え、守る費用は削っても見た目は変わりませんが、問題が起きたときの被害が大きくなります。育てる費用は、成果が出ていない部分なら止めても表示や安全には響きません。まず請求書の各行を、この3つのどれに当たるかで仕分けるところから始めます。
作るときの費用はホームページ制作の相場、作り直すときの費用はホームページのリニューアル費用の記事で扱っています。この記事は、公開したあとに毎年かかる分だけを対象にします。
ホームページの保守の相場は月いくら?
ホームページの保守の相場は、月5,000円〜10万円と20倍の開きがあります。年額にすると、5,000円×12か月=60,000円から、10万円×12か月=1,200,000円までの差があり、同じ「保守」でも中身は別物です。
Xserverの同じ記事では、WordPressの管理とアップデートをまとめて頼む場合の目安を月額5,000円〜10万円程度としています。金額の差を生むのは、作業の頻度と、障害が起きたときに誰がどれだけ早く動くかという約束の中身です。同じ月1万円の契約でも、連絡してから対応を始めるまでが「翌営業日」なのか「当日」なのかで、価値は大きく変わります。
見積書を受け取ったら、次の作業が月額に含まれるかを1行ずつ確かめます。
- CMS本体とプラグインの更新の頻度
- バックアップの頻度と保存先
- 障害時に連絡してから対応を始めるまでの時間
- 文字や写真の差し替えができる回数
- アクセス解析の報告があるかどうか
含まれない作業を、その都度の見積もりにする契約もある点には注意が必要です。月額が安く見えても、差し替えを頼むたびに1回5,000円かかる契約なら、月2回で合計の負担は逆転します。比べるときは、月額ではなく、自社が1年で頼みそうな作業をすべて足した年額で並べます。外注先そのものの選び方は、LLMO対策会社の選び方と費用の目安で依頼先の型ごとに整理しました。
LLMOウェブ制作の月額5,000円には、納品後7ヶ月の伴走が含まれます。含まれる範囲はサービスページで公開中です。
記事を更新しないなら、ホームページの保守は不要?
更新しないサイトでも保守を外せない理由は、CMSの部品が外の世界で古くなり続けるからです。W3Techsの集計では、WordPressは全ウェブサイトの39.6%で使われています(2026年10月20日時点、W3Techs)。
記事を1本も書き足さなくても、CMS本体やプラグインには弱点の修正版が出続けます。「うちは更新しないから保守はいらない」という判断は、文章の更新と部品の更新を同じものとして扱っていないでしょうか。
IPA(情報処理推進機構)は、小規模なサイトの運営者に向けた「企業ウェブサイトのための脆弱性対応ガイド」を8年ぶりに改訂し、外部の事業者に任せるときの考え方を加えました(IPA)。保守を外注するときも、任せる範囲を書面で決めておくことが出発点になります。
記事を書き足さないサイトでも、次の作業は止めずに残します。
- CMS本体・プラグイン・テーマの更新
- バックアップと、実際に戻せるかの確認
- ドメインとサーバーの契約更新の管理
- 問い合わせフォームが届くかの確認
逆に止めてよいのは、毎月の記事追加や細かな文言修正のような育てる費用のうち、問い合わせにつながっていない部分です。守る費用を削って育てる費用を残すのは、順番が反対になっています。
ホームページの維持費のうち育てる費用はいくらまで?
育てる費用の基準は、記事を何本増やすかより、1本がどれだけ問い合わせを運ぶかです。合同会社GYAKUTENの自社サイトでは、2025年9月20日〜2026年9月19日の1年間に検索から2,417クリックがあり、季節の例文記事1本がその32%を占めました。
当たる1本と、ほとんど読まれない多数の記事に分かれるのは、自社サイトを1年運用して分かった偏りです。この偏りから、育てる費用は本数で契約するより、問い合わせにつながったページを選んで手を入れるほうが無駄が出にくいと考えています。
読まれる先も変わってきました。サイバーエージェントのGEOラボは、2026年8月に9,278人を対象に調査を行いました(サイバーエージェント、2026年9月4日公表)。検索手段として生成AIを使う人は52.3%で、初めて半数を超えています。料金表や対応地域が古いまま残っていると、検索でもAIの回答でも古い情報が読まれることになります。
回収ラインはどう決めればよいのでしょうか。外注費と問い合わせ1件の粗利から決めます。たとえば記事1本の外注費が3万円、問い合わせ1件から生まれる粗利が15万円なら、その記事が1年に1件の問い合わせを生めば回収できます(数値は例です)。この計算で回収できない記事の更新は、育てる費用から外してかまいません。
保守会社の見積もりは維持費3層仕分けで依頼する
見積もりを取り直すときの目安は、3つの層ごとに月額と年額を分けて書いてもらうことです。合同会社GYAKUTENのLLMOウェブ制作は初期10万円+月額5,000円(税込・最低7ヶ月)で、初年度の総額は14.5万円と公開しています。
層ごとに分かれていない見積書は、どの作業にいくら払っているのかが見えません。今の業者にも、比較する別の業者にも、同じ依頼文を送れば、同じ形の見積書が並びます。次の文面の【】を埋めて、そのまま使えます。
件名:ホームページ保守の見積もり依頼(【会社名】)
【ご担当者名】様
現在、【サイトのURL】の保守についてご相談しています。お見積もりは、次の3つに分けてご提示ください。
1. 固定費:ドメイン(【ドメイン名】)・サーバー・SSLの年額と、それぞれの契約名義
2. 守る費用:CMS本体とプラグインの更新頻度、バックアップの頻度と保存先、障害時に連絡してから対応を始めるまでの時間
3. 育てる費用:月額に含まれる文字・写真の差し替え回数、記事追加の単価、アクセス解析の報告頻度
あわせて、月額に含まれない作業とその単価もお知らせください。回答期限は【回答期限】でお願いいたします。
【自社名】【氏名】【電話番号】
依頼文の1番にある「契約名義」は特に大切です。ドメインやサーバーが制作会社の名義のままだと、業者を替えるときに移管の手続きと費用が発生します。
すぐ実践できる手順
- ドメインとサーバーの請求書を探し、年額と契約名義を1行ずつ書き出す
- 保守契約の月額と、含まれる作業を表にする
- 表の空欄を、上の依頼文で今の業者に埋めてもらう
- 育てる費用は、過去1年で問い合わせにつながったページの分だけ残す
最後に、自社の状態を次の表で確かめてください。
確かめること | 自社の答え |
|---|---|
ドメインとサーバーの契約名義は自社か | |
保守契約に含まれる作業と、障害時の対応時間を言えるか | |
育てる費用で更新したページから、問い合わせが来ているか |
この表の右列が空欄なら、維持費の中身がまだ見えていない状態です。最初の一歩として、5,000円からのLLMO診断で、今のサイトがChatGPT・Gemini・PerplexityのAIに選ばれるかを2〜3営業日で確かめられます。
作り直しも視野に入れるなら、GYAKUTENのLLMOウェブ制作があります。初期10万円+月額5,000円(税込・最低7ヶ月)で、構造化データ・FAQ・E-E-A-T設計を標準で実装し、2〜3週間で公開したあと7ヶ月伴走します。補助金にも対応しており(ホームページ制作の補助金の記事も参照)、自社の全サービスの継続率97%という実績です。
まとめ
ホームページの維持費は、固定費・守る費用・育てる費用の3層に分けると、削ってよい部分が見えます。固定費は年1.7万円からの下限で、守る費用は更新しないサイトでも残し、育てる費用だけを成果で絞るのが維持費3層仕分けの順番です。
明日の朝は、ドメインとサーバーの請求書を1枚ずつ開き、契約名義が自社になっているかを確かめてください。
参考文献・出典
- Xserverビジネス「ホームページの維持費」https://www.xserver.ne.jp/bizhp/maintenance-cost/(参照: 2026年10月21日)
- W3Techs「Usage statistics and market share of WordPress」https://w3techs.com/technologies/details/cm-wordpress(参照: 2026年10月21日)
- IPA(情報処理推進機構)「企業ウェブサイトのための脆弱性対応ガイド」改訂版などhttps://www.ipa.go.jp/archive/security/reports/vuln/handling-report2020.html(参照: 2026年10月21日)
- サイバーエージェント GEOラボ「生成AIのユーザー利用実態調査」(2026年8月期)https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=33787(参照: 2026年10月21日)
制作: 合同会社GYAKUTEN編集部(生成AIで下書きを作成し、出典を確認して公開)/会社・代表プロフィール

