「そろそろ夏季休業のお知らせを出さないと……」と思いながら、いざ書こうとすると手が止まる。取引先へのメール、自社サイト、店頭の張り紙で、それぞれ何をどう書けばいいのか迷う——毎年この時期の“地味に面倒な仕事”です。
結論から言うと、夏季休業のお知らせは「①休業期間 ②営業再開日 ③緊急連絡先 ④お詫びの一言」の4点さえ押さえれば、どの媒体でもそのまま使い回せます。本記事は、2026年のお盆休みの具体的な日付をふまえ、取引先メール・自社サイト/EC・店頭POP・電話の留守電・Googleビジネスプロフィールまで、コピペしてすぐ使える文例をまとめた保存版です。日付を差し替えるだけで、今日中にお知らせが完成します。
この記事でわかること
- 2026年のお盆休み・夏季休業は「いつからいつまで」が一般的か(具体的な日付)
- 夏季休業のお知らせに必ず入れるべき6つの要素
- いつ告知すればいいか(取引先・顧客への逆算スケジュール)
- 取引先メール/自社サイト・EC/店頭POP/留守電/SNSのコピペ用文例
- 「夏季」と「夏期」の使い分け、よくある失敗と防ぎ方
夏季休業のお知らせとは?2026年のお盆休みはいつか
夏季休業のお知らせとは、お盆などの夏季休暇で会社が休む期間・営業を再開する日・休業中の連絡方法を、取引先や顧客にあらかじめ伝える案内文のことです。目的は「連絡がつかない期間」を事前に共有し、相手のスケジュールと信頼を守ることにあります。
2026年(令和8年)のお盆休みは、多くの企業で8月13日(木)から8月16日(日)までの4連休が基本です。8月11日(火)は祝日「山の日」にあたり、間の8月10日(月)と8月12日(水)に有給休暇を組み合わせると、8月8日(土)から16日(日)まで最大9連休になる企業もあります。一方、東京都心部や神奈川県横浜市、静岡県の一部などは新暦の7月13日〜16日にお盆を行う「7月盆」の地域もあり、休業日は会社ごと・地域ごとに異なります。
前提として、お盆休みは法律で定められた休日ではありません。厚生労働省の令和6年(2024年)就労条件総合調査によると、夏季休暇制度がある企業は40.0%で拡大傾向にあり、夏季休暇の1企業平均・1回あたりの最高付与日数は4.4日でした。つまり夏季休業は各社が任意に決めるものだからこそ、「うちはいつ休むのか」を明確に伝えるお知らせが欠かせません。まずは自社の休業日を確定し、そこから逆算して告知を準備しましょう。
夏季休業のお知らせに必ず入れる6つの要素
お知らせに入れるべき情報は、媒体が変わっても基本は同じで6つです。この6要素が揃っていれば、相手は「いつまで待てばいいか」「急ぎのときどうするか」を迷いません。逆に、営業再開日や緊急連絡先が抜けていると、休み明けに問い合わせが殺到する原因になります。
要素 | 書く内容 | 抜けるとどうなる |
|---|---|---|
①休業期間 | 「2026年8月13日(木)〜8月16日(日)」のように曜日まで明記 | 相手が日付を数え間違える |
②営業再開日 | 「8月17日(月)9:00より通常営業」など時刻まで | いつ返信が来るか読めず不安に |
③休業中の対応 | 「頂いたお問い合わせは再開後に順次対応」 | 放置されたと誤解される |
④緊急連絡先 | 急ぎ用の担当・電話・メール(設ける場合) | トラブル時に連絡手段がない |
⑤お詫び・感謝 | 「ご不便をおかけしますが」「日頃の御礼」 | 一方的で冷たい印象になる |
⑥発信元 | 会社名・部署・担当者名 | 誰からの連絡か分からない |
特に忘れやすいのが②営業再開日と④緊急連絡先です。「休みます」だけを書いて再開日を書かない案内は毎年よく見かけますが、受け取る側がもっとも知りたいのは「いつ動き出すのか」です。緊急連絡先は、設けない場合でも「休業中はメールのみ受付・返信は再開後」と一言添えると、相手の期待値を正しくそろえられます。
夏季休業のお知らせはいつ送る?逆算スケジュール
取引先への夏季休業のお知らせは、休業に入る1週間前までに届けるのが基本です。すでに進行中の案件がある相手には、先方が段取りを組めるよう1か月前を目安に早めに伝えます。告知が遅いほど「聞いていない」というトラブルにつながるため、次の順番で準備すると漏れがありません。
- 7月中旬:自社の休業日を正式決定する(曜日・再開日・時刻まで)
- 7月下旬:進行中の案件がある取引先へ、個別に休業予定を先出しで連絡
- 休業2週間前(7月末〜8月初旬):自社サイト・ECに休業バナー/お知らせを掲載
- 休業1週間前(8月上旬):取引先・顧客へ一斉メールで正式に告知
- 休業2〜3日前:店頭POP・受付掲示、電話の留守電メッセージを差し替え
- 休業明け当日:掲示・留守電・バナーを通常版に戻す(戻し忘れ防止)
この6ステップの最後、「通常版に戻す」までをセットで予定に入れておくのがコツです。休業のお知らせを出しっぱなしにして、9月になっても「夏季休業中」の掲示が残っている——という失敗は、信頼を静かに削ります。カレンダーに「戻す日」を先に登録しておきましょう。夏は職場の熱中症対策など他の備えも重なる時期なので、休業準備と合わせてチェックリスト化しておくと安心です。
【コピペ用】媒体別・夏季休業のお知らせ例文
ここからは、そのまま使える媒体別の文例です。日付・会社名・連絡先を差し替えるだけで完成します。媒体ごとに「読む人」と「読む場面」が違うため、文量とトーンを変えるのがポイントです。
取引先へのお知らせメール文例(ビジネス向け)
件名:夏季休業のお知らせ(合同会社GYAKUTEN)
◯◯株式会社
△△部 □□様平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、誠に勝手ながら弊社では、下記のとおり夏季休業とさせていただきます。
■夏季休業期間:2026年8月13日(木)〜8月16日(日)
■通常営業再開:2026年8月17日(月)9:00より休業期間中に頂戴いたしましたお問い合わせにつきましては、8月17日(月)以降に順次対応させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、お急ぎのご用件は下記までご連絡ください。
(緊急連絡先:△△ メール:xxx@example.com)今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
自社サイト・ECサイトの掲載文例
Webサイトは「探して見に来た人」向けなので、要点だけを短く。ネットショップでは、発送や注文受付がいつ止まるかまで書くと問い合わせが減ります。
【夏季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら、2026年8月13日(木)〜8月16日(日)を夏季休業とさせていただきます。休業期間中にいただいたお問い合わせは、8月17日(月)以降に順次回答いたします。ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【夏季休業と発送についてのお知らせ】
2026年8月13日(木)〜8月16日(日)は夏季休業のため、商品の発送とお問い合わせ対応をお休みいたします。8月12日(水)15:00以降にいただいたご注文は、8月17日(月)以降の発送となります。ご了承のうえご注文くださいませ。
店頭・オフィス掲示のPOP文例(大きく短く)
店頭やオフィス受付の掲示は、通りすがりに一瞬で読めることが最優先。日付と再開日を大きく、装飾語は最小限にします。
夏季休業のお知らせ
8/13(木)〜8/16(日) 休業
8/17(月)より通常営業いたします
ご不便をおかけいたします
電話の自動応答・留守電メッセージ文例
電話は「今すぐ連絡したい人」が相手。休業期間と再開日を、聞き取りやすいゆっくりした一文で伝えます。
お電話ありがとうございます。合同会社GYAKUTENでございます。誠に勝手ながら、8月13日から8月16日まで夏季休業とさせていただいております。お問い合わせは8月17日以降に改めてご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。
Googleビジネスプロフィール・SNSの投稿文例
Googleビジネスプロフィールは「営業時間の特別営業時間」機能で休業日を設定したうえで、投稿でも一言告知すると来店客の空振りを防げます。SNSはやわらかいトーンで。
【夏季休業のお知らせ】いつもありがとうございます。8/13(木)〜8/16(日)はお休みをいただきます。8/17(月)から通常どおり営業いたします。休業前後はご連絡が混み合うことが予想されますので、お早めのお問い合わせがおすすめです。
「夏季」と「夏期」どっち?間違えやすい言葉づかい
結論として、休業のお知らせでは「夏季休業」でも「夏期休業」でも誤りではありません。一般に、「夏という季節」を意識するなら夏季、単に「夏の期間」を指すなら夏期が使われます。どちらを選んでも構いませんが、同じ文書やサイト内では必ず表記を統一しましょう。件名は「夏季休業」なのに本文が「夏期休暇」ではちぐはぐな印象になります。
あわせて、社外向けは「休業(会社が業務を休む)」、社内向けは「夏季休暇(従業員が休みを取る)」と使い分けると自然です。取引先メールで「夏季休暇のお知らせ」と書いても通じますが、「会社としてお休みする」ニュアンスを出すなら「夏季休業」がより適切です。
夏季休業のお知らせでよくある失敗と防ぎ方
お知らせの失敗はほとんどが「日付」と「戻し忘れ」に集中します。せっかく丁寧な文面でも、日付が1日ずれていれば逆に迷惑をかけてしまいます。公開・送信前に、次の観点をダブルチェックしてください。
- 曜日と日付の不一致:「8月16日(土)」など曜日がカレンダーとずれていないか(2026年の8月16日は日曜)。日付と曜日は必ずセットで確認する。
- 営業再開日の抜け:「休みます」だけで再開日がない。受け手が最も知りたい情報なので必ず明記する。
- 去年の使い回し:前年の文面をコピーして年・日付・曜日の直し漏れ。年号(2026年)まで含めて置換する。
- 媒体ごとの更新漏れ:メールは出したがサイトのバナーやGoogleの営業時間は去年のまま。掲載場所を一覧にして全て更新する。
- 戻し忘れ:休業明けに掲示・留守電・バナーを通常版へ戻していない。「戻す日」もカレンダーに登録しておく。
まとめ:夏季休業のお知らせは「4点+差し替え」で今日完成する
夏季休業のお知らせは、①休業期間 ②営業再開日 ③休業中の対応・緊急連絡先 ④お詫びと感謝、この4点を軸に、媒体ごとに文量を調整するだけで完成します。2026年のお盆は8月13日(木)〜16日(日)が基本ですが、自社の休業日を正式に決め、取引先へは1週間前まで(進行中案件は1か月前)に届けるのが安心です。本記事のコピペ文例は、日付と会社名を差し替えればそのまま使えます。忙しい夏本番の前に、ひとつずつ準備を済ませておきましょう。
参考文献・出典
- 厚生労働省「令和6年就労条件総合調査の概況」(特別休暇制度・夏季休暇の付与日数) https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/24/dl/gaikyou.pdf (2026年7月12日参照)
- 内閣府「国民の祝日について」(2026年 山の日=8月11日) https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html (2026年7月12日参照)
- Vector Venture Support「顧客・取引先に対する夏季休業のお知らせメールの書き方について解説(文例付き)」 https://vvs.vector.co.jp/posts/23981 (2026年7月12日参照)
- サーブコープ「お盆休み・夏季休暇メールの例文とマナーを解説」 https://www.servcorp.co.jp/blog/archives/summervacation_businessemail.html (2026年7月12日参照)
執筆・運営: 合同会社GYAKUTEN(gyaku-ten.jp)|中小企業の逆転を支援
