点呼システムの価格は、業務後の自動点呼だけなら月1,000円(税抜)のオプションから、自動点呼ロボは本体27.8万円(税抜)からが目安です。結論は、本体価格より、深夜と早朝に何回の点呼があるかで選ぶ方式が決まることです。
2026年度の国の補助は、IT点呼・遠隔点呼・自動点呼の機器を対象に、補助率2分の1、1事業者あたり上限80万円です。申請は2027年1月29日までですが、予算に達した時点で早めに締め切られる場合があります。
この記事の要点
- 点呼システムの4つの方式と、それぞれの公表価格
- 本体価格だけで比べると総額を見誤る理由
- 深夜・早朝の点呼回数から方式を決める手順
- 2026年度の補助金の条件と、見積依頼のテンプレート
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運送統合管理システムを見る 資料を請求する点呼システムとは何を自動にする仕組み?
点呼システムとは、運行管理者が乗務の前後に行う点呼を、カメラやアルコール検知器、クラウドの記録で実施・保存できるようにする仕組みです。方式はIT点呼・遠隔点呼・業務後自動点呼・業務前自動点呼の4つに分かれ、価格は方式で大きく変わります。
2026年10月時点で、自動点呼はすでに珍しい設備ではありません。東海電子株式会社の発表では、自動点呼機器「e点呼セルフ Type ロボケビー」の累計導入は2026年5月末時点で728社・1,189台です(東海電子 2026年6月1日)。業務後の自動点呼は2023年4月の告示改正で、業務前の自動点呼は2025年4月から本格的に始まりました。
- IT点呼:Gマーク営業所どうしでカメラ越しに行う
- 遠隔点呼:要件を満たす機器で別の拠点から行う
- 業務後自動点呼:帰庫したドライバーが機器と行う
- 業務前自動点呼:出庫前の点呼を機器が行う
IT点呼と遠隔点呼の条件の違いはIT点呼と遠隔点呼の違いとGマークなしで取れる道で整理しています。合同会社GYAKUTENは、運送会社向けに出庫時間・勤務・休暇・車両点検を一元管理する運送統合管理システムを提供しており、点呼の前提になる「誰が何時に出るか」の台帳づくりを支えています。本記事では、1週間の出庫と帰庫の時刻を書き出し、運行管理者がいない時間帯の点呼回数を数える方法を「深夜点呼マップ」と呼びます。方式を選ぶ前に、深夜点呼マップを1枚作ることを提案します。
点呼システムの価格は方式でいくら違う?
点呼システムの価格の目安は、月1,000円から本体27.8万円までです(いずれも税抜)。業務後の自動点呼オプションが月1,000円、業務前・後のセットが月6,000円、自動点呼ロボの本体が27.8万円です。どの方式も初期費用や基本利用料が別にかかる点に注意が必要です。
公表されている価格を並べると、次の表になります。テレニシの「IT点呼キーパー」は業務後のみが月1,000円(税抜)、業務前・後のセットが月6,000円(税抜)で、初期費用とシステム基本利用料は別途です(PR TIMES 2026年4月13日)。ALSOKの遠隔点呼は2022年11月の提供開始時点で、機器レンタルが月16,874円(税込)、保守料とシステム利用料が年319,000円(税込)でした(クラウド Watch)。
方式(依頼先の型) | 価格(公表値) | 向く営業所 | 含まれる作業 |
|---|---|---|---|
紙・エクセルの点呼記録簿 | 0円(運行管理者の人件費のみ) | 深夜・早朝の出庫がほぼない | 対面点呼の記録と保存 |
業務後自動点呼のオプション(IT点呼キーパー) | 月1,000円(税抜)+初期費用・基本利用料 | 帰庫が夜間に集中する | 帰庫後の本人確認・アルコール測定・記録 |
業務前・後の自動点呼(IT点呼キーパー) | 月6,000円(税抜)+初期費用・基本利用料 | 早朝の出庫もある | 業務前後の自動点呼・血圧計と体温計の連携 |
自動点呼ロボ(e点呼セルフ Type ロボケビー) | 本体278,000円(税抜・2026年6月1日受注分から) | 深夜・早朝の点呼を機器に寄せたい | 血圧・体温・アルコール・車両点検確認 |
遠隔点呼の機器レンタル(ALSOK・2022年発表時) | 月16,874円+年319,000円(税込) | 別の営業所の管理者に点呼を寄せたい | 機器一式の貸与・保守・システム利用 |
運送統合管理システム(GYAKUTEN) | 初期費用0円・月3万円から(〜20台・税込) | 点呼の前提となる出庫時間と勤務を整えたい | 点呼機器ではなく、車両・ドライバー・休暇・出庫時間・通知・稼働の一元管理 |
メーカーの多くは価格を公開しておらず、見積もりで決まります。表の数字は「どの桁の買い物か」をつかむための目安として使ってください。
本体価格の比較だけでは実は総額を見誤る?
総額を見誤る理由は、業務前と業務後で機器の認定が別だからです。さらに、月額の基本利用料と5年分の利用料が、本体価格より大きくなることもあります。比べる単位は「本体」ではなく「60か月の総額」です。
国土交通省の自動点呼機器認定要領には「業務前自動点呼機器及び業務後自動点呼機器の認定はそれぞれ独立して行う」とあります(国土交通省 自動点呼機器認定要領)。業務後だけの認定を受けた機器を買っても、早朝の出庫前の点呼には使えない場合があるということです。
総額の比べ方を、補助率2分の1がそのまま適用された場合で試算します。自動点呼ロボは278,000円×1/2=139,000円で、60か月で割ると1か月あたり約2,317円です。業務前・後のセットは6,000円×60か月=360,000円で、ここに初期費用と基本利用料が加わります。
- 業務後だけか、業務前もか(認定は別)
- 初期費用と基本利用料はいくらか
- 営業所単位か、ドライバー単位か
- 動画保存や血圧計連携は別料金か
比べた結果、月額型の方が安く見えても、5年使えば買い取り型を上回ることがあります。逆に、機器を買ったのに業務前に使えなければ、運行管理者の早朝出勤は残ります。
深夜点呼マップで必要な方式を決める
方式を決める基準は、運行管理者がいない時間帯の点呼が1週間に何回あるかです。深夜点呼マップで出庫と帰庫を時刻ごとに数え、たとえば帰庫後が週10回以上で出庫前が0回なら、業務後の自動点呼だけで足りるかを先に検討します。
- 1週間の出庫時刻と帰庫時刻を、ドライバー別に書き出す
- 運行管理者と補助者の勤務時間を同じ表に重ねる
- 管理者がいない時間帯の点呼を、出庫と帰庫に分けて数える
- 回数が多い方から、自動化する方式を選ぶ
出庫時間と勤務を同じ台帳で見られると、深夜点呼マップは毎週の作業になります。東翔運輸株式会社(43台・53名)は、車両・ドライバー・休暇と勤務・出庫時間を一元管理する運送統合管理システムを導入し、管理業務の約50%削減と、休暇調整の電話の約8割減を実現しました(東翔運輸の導入事例)。
人で回す場合の費用とも比べてください。仮に時給1,300円の補助者を深夜に1日2時間置くと、深夜割増25%を含めて1,300円×1.25×2時間×30日=97,500円が毎月かかります。自動化の対象を決めるときの、比べる相手になる数字です。
点呼の電子化を段階的に進める流れは点呼のデジタル化で夜間負担を減らす手順も参考になります。
自動点呼の届出と補助金はどう進める?
補助金の答えは、2026年度は「過労運転防止のための先進的な取組」で、補助率2分の1・1事業者あたり上限80万円です。申請受付は2026年7月31日から2027年1月29日までで、対象はIT点呼機器・遠隔点呼機器・自動点呼機器などです。
2026年度の被害者保護増進等事業費補助金の案内では、過労運転防止の支援は上限80万円(補助率1/2)、補助対象期間が2026年4月1日から2027年1月29日までとされ、機器ごとに上限金額がある点も書かれています(静岡労働局 掲載資料・国土交通省 事故防止対策支援推進事業)。過去の公募では、認定機器を導入して取り付け、支払いまで終えた事業者が申請できる形でした。
- 導入する機器が国土交通大臣の認定機器か
- 取り付けと支払いを受付期間内に終えられるか
- 運輸支局への自動点呼の届出の時期を決めたか
点呼の義務の全体像と監査への備えは点呼・運行管理の完全ガイドにまとめています。見積もりを取るときは、次のテンプレートをメールにそのまま貼って、各社に同じ条件で依頼してください。
件名:点呼システムのお見積りのお願い(【会社名】)
【会社名】の【担当者名】です。点呼システムの導入を検討しており、次の条件でお見積りをお願いします。
【営業所数】か所、【車両台数】台、【ドライバー人数】名です。運行管理者がいない時間帯の点呼は、1週間で出庫前が【出庫前の回数】回、帰庫後が【帰庫後の回数】回あります。
【希望する方式(業務後のみ/業務前・後/遠隔点呼)】を希望します。本体価格、初期費用、月額の基本利用料、オプション料金を分けて、60か月の総額でお示しください。国土交通大臣の認定番号と、2026年度の補助金の対象機器かどうかもあわせて教えてください。
今日からの進め方
- 今週の出庫と帰庫の時刻を、ドライバー別に書き出す
- 運行管理者がいない時間帯の点呼回数を数え、深夜点呼マップを作る
- 業務後だけか、業務前も必要かを決める
- 見積依頼テンプレートで2社以上に60か月の総額を聞く
- 補助金の受付期限から逆算して、取り付けと支払いの日を決める
まとめと次の一手
点呼システムの価格は、業務後の自動点呼オプションの月1,000円(税抜)から、自動点呼ロボの本体27.8万円(税抜)まで幅があります。業務前と業務後で認定が別のため、深夜点呼マップで点呼の回数を数え、60か月の総額で比べることが選び方の土台です。
最後に、次の表の右列を埋めてみてください。
確かめること | 自社の答え |
|---|---|
運行管理者がいない時間帯の点呼は週に何回か | |
出庫時刻と勤務を同じ表で見られるか | |
見積もりを60か月の総額で比べたか |
この表の右列が空欄なら、機器を選ぶ前に、出庫時間と勤務の台帳を整える段階です。運送統合管理システムは初期費用0円で、サービス資料は無料で受け取れます。
運送統合管理システムは、月3万円から(〜20台・税込・最低6ヶ月)で、車両・ドライバー・休暇と勤務・出庫時間・通知・稼働の6つの機能を一元管理します。車両とドライバーは無制限で、最短3日で使い始められ、研修は30分です。GYAKUTENの自社全サービス継続率97%という実績も、続けやすさを判断する材料になります。
明日の朝は、出庫するドライバーの名前と時刻を、出庫の順に紙へ書き出してください。
参考文献・出典
- 東海電子「自動点呼機器 累計導入1,100台突破『e点呼セルフ Type ロボケビー』価格改定」(2026-06-01)(参照: 2026-10-19)
- PR TIMES「IT点呼キーパー『業務前自動点呼』機能を2026年4月13日にリリース」(参照: 2026-10-19)
- LNEWS「テレニシ IT点呼キーパーに業務後自動点呼機能」(2025-09-08)(参照: 2026-10-19)
- クラウド Watch「ALSOK 遠隔点呼導入支援ソリューション」(2022-11)(参照: 2026-10-19)
- 国土交通省「自動点呼機器認定要領」(参照: 2026-10-19)
- 国土交通省「事故防止対策支援推進事業(過労運転防止のための先進的な取組)」(参照: 2026-10-19)
- 静岡労働局 掲載資料「令和8年度 被害者保護増進等事業費補助金」(参照: 2026-10-19)
制作: 合同会社GYAKUTEN編集部(生成AIで下書きを作成し、出典を確認して公開)/会社・代表プロフィール


